論文「AIにできること、できないこと」(田中潤)

 Shann Labの代表取締役・田中潤の論文が『ひょうご経済』(2019年7月20日)に掲載された。論文には、タイトルから分かるように2019年現在から数年までの「AIにできること、できないこと」が分かりやすく解説されている。

 本記事ではその論文について簡単に説明する。「これはAIにできるのか」という質問に対して、研究者はほとんどの分野において「できる」と答えるであろう。しかし、それはあくまで「研究レベル」であり、「実用レベル(人間がやるよりは早い、安いなど、使用メリットがあるレベル)」にはほとんど到達していないという。そして「実用レベル」の次の段階である「ビジネスレベル(製品として流通し、利益が出て、ビジネスとして成立するレベル)」への到達まではさらに遠い。つまり、「AIに○○ができるか否か」ではなく、「AIがどの段階にあるのか」を論じるべきであると田中氏は語っているのである。

 日本のAIは、全般的に研究レベルと実用レベルの間をさまよっているのが実情であるという。中国やアメリカと比較した場合は、それより2~3年遅れている状況である。今後のAI導入に向けて、田中氏は①会社にとってのメリット(人件費削減、早い、安い、24時間稼働する)②他社の持っていないデータによって差別化を行い、強みとする③専門家を活用して正確な情報を得ることが重要であると述べている。今のような時代だからこそ、AIに利用されるのではなく、私たちがAIを利用していくことが大切なのである。正確な情報を知り、正しい方法で、新しいビジネスに取り掛かれる人こそが今後の未来を切り開いていけるのであろう。

 

 

 

About the Author: asangawa