【ウソAIニュースが生まれてしまのは仕方がない】
”ウソAI”のような“バッタもん”が
市場に流通してしまうのは止むを得ません。
今日はその理由を4点、挙げておきますね。
=1.検証方法が元々曖昧=
まず1つ目は企業が発表する情報が
本当かどうか、
確かめようがない点ですね。
例えば、
85%の精度が出たと言われても、
データが変われば同じ精度を
保てるかわかりません。
企業側もそこまで検証しきれていません。
なので、
そのサービスを使っても
85%の精度が出なかった場合は、
営業マンは満面の笑みで
「すいません、御社のような特殊な環境では
70%程度の精度が限界のようです。
それでも十分に素晴らしいことでは
ありませんか?」
と説明すれば「そんなもんか」と
受け止めてしまうでしょう。
でも、それって許されるんでしょうか?
なぜ、それちょっとおかしいよ、
と誰も言わないんでしょうね。

=2.それ変だよと言う人が少ない=
加えて、
「ウソAI」をとがめる人が
多くない点です。
研究者もあわよくば研究費が取れると
思っている人もいるので、誰も止めませんよね。
2014年にソフトバンクが、
ラップをするペッパーくんを紹介しました。
あの辺から、誇張が当たり前になりましたよね。
2017年には、
汎用AI が完成したと謳った上場企業も登場して
平然とデタラメなマーケティングが
まかり通っているのが現状です。
これがまかり通ってしまうとは怖すぎます。

=3.投資家も黙っている=
投資家も出資している以上は
何らかのリターンが欲しいのか、
何も言わないんです。
彼らは最終的にキャピタルゲインが
手に入ればいいんですから、
市場がウソで塗れようとも関係ありません。
これは世界的なトレンドですね。

=4.話題先行のネット記事=
ネット記事なんかPV至上主義で、
デマであってもPVさえ稼げれば
問題視しない場合が多い。
裏付けが取れていないから、
ほとんどウソAIが垂れ流されていますね。
弊社では、
最新テクノロジーについては、
ネットが発信源だとフェイク前提で
読むようにしています。

4点、”ウソAI”のような“バッタもん”が
市場に流通してしまう理由をあげましたが、
いかがでしたか?
1~4の状況がしばらく続いた結果、
どのAIが「ウソAI」なのか「本当のAI」なのかが
分からない状況が生まれてしまいました。
なので、
フェイクニュースに対しては弊社が、
このマガジンや他メディアを通じて
「フェイクだ!」と発信し続けないと
いけませんね。
本来、
何か間違った情報で溢れ返っているなら、
それを指摘し報道するのがメディアの役割ですが、
日本のメディアはどうでしょうか?
何が間違っているか指摘できず、
企業と一緒になって「AIだAIだ!」と
踊っているだけです。
「記者は現場」だと言いますが、
現場に出てその目で考えようとも、
知識がないから何もわからないのが現状です。
相手の言っている内容を鵜呑みにして
垂れ流すだけじゃ正直意味ないですよね?
嘘をウソだと言える人やメディアは、
本来なら極めて貴重です。
そうした人や場所を育てていくことも
弊社の活動でしっかりと行っていきたいと思います。
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2019年1月16日