【第23回】AI導入までの道のり3&4

【AI導入までの道のり3:
 勝負ができる研究領域を見定める】


段階1-2

勝負ができる研究領域を見定める

「勝負可能な研究領域を見定める」のは
新規ビジネスを行う場合には、特に検討
必要な事項です。

一方、既存ビジネスの改善コスト削減
ケースでは検討はあまり必要ありませんので、

新規ビジネスを考えていない場合
今回のセクションは飛ばしても大丈夫です。

さて、
人工知能関連の研究・ビジネスは世界の
名だたる大企業が参入してきている領域であり、

すでにある市場では「今からやろう」という
新参者が生息可能な領域はかなり限られています

例えば、Google翻訳がある中で今から
翻訳をやろうというのはだいぶ無謀
感じますよね?

研究領域というのは、

主にタスク(=作業)
そのドメイン(=作業領域)によって

特徴づけられます。

頭に「?」が飛んだ方もいると
思いますので少し具体的に説明すると、

例①
タスク:翻訳
ドメイン:日英の翻訳データ日独の翻訳データなど

例②
タスク:画像認識
ドメイン:猫の画像データトラックの画像データ

翻訳という作業をさらに絞ってどの範囲に使うか
といったようなイメージです。

翻訳というタスク自体は、
かなりやりつくされていますが、
絶滅危惧言語の翻訳はおそらくまだ
行われていないでしょうし、

Google今後参入してくる
というのも考えにくいです。

しかし、
Googleが参入していないからといって、
当然ビジネス化を考えているならば

ニーズがあるドメイン(=作業領域)
である必要があります。

大きい市場にはすでに大企業
参入していますし、

多くの場合、
ドメインで差別化するのが
現実的になります。

例えば、タスク=画像認識だった場合、
とても高機能の画像認識の
オープンソースがでているので、
それを活用すれば良いわけです。

新規タスクをひねり出すのは
とても難しいですし、既存の研究を
活用することができずコスト時間
かかるため進めるのが困難です。

ドメインはデータの属性によって
決まってくるので、一番簡単に
「勝負ができる領域」を決定づける要素は、

「他に誰も持っていないデータを持っている」

というパターンです。

ただしこれは、
GoogleやAmazonなどが

簡単に集められる
or
すでに持っている

ようなデータであってはいけません

『研究対象として成立しているタスクである』
かつ
『自社独自のドメインのデータを保持している
 or 保持することができる』

探すのが大変かもしれませんが、
これが「勝負可能な研究領域」
条件になります。

もし勝負可能な領域があるのであれば、
部門の人間全員データを集めたり
作るというのも真面目に考えてよいと
思います。

ゴチャゴチャと
「勝負可能な研究領域」
説明しましたが、

簡単にいうと
”差別化”ができて”参入障壁”が作れる領域
のことなんですね。

大企業達も止まっているわけではないので、
今日まで勝負可能だったけど、
明日は焼け野原になった、ということも
十分あり得ます

ビジネスの世界ですからこれは
仕方がないところもありますが…

だからこそ、
「長期的な目標」を設定しておかないと、

焼け野原になった瞬間部門を解散
ゼロからのスタートになるということに
なりかねません。

 

 

【AI導入までの道のり4:
 3年続けられるミッションを決める】

段階1-3

3年続けられるミッションを決める

1-1 AIでどうしたいのかを明確にする
1-2 勝負可能領域を見定める

これら2点をチーム内でしっかりと共有したあと
「3年は続けられるミッション」を決めていきます。

「3年は続けられる」というのは、
それだけモチベーションが湧くものである
と同時に、

達成に3年はかかると目される程度には
大きい計画にする、という側面があります。

また、ミッションが実現した状態を
具体的にイメージできる、という点が
とても重要になります。

つまり、

”持続性”
”期間”
”具体性”

の3つが重要ということです。

持続性:その問題領域に強い関心がある好きなど

期間3年程度

具体性:ミッションが達成された状況のイメージが人によってぶれない

このうち、最も欠けてはならないのは

「持続性」と「具体性」

です。

モチベーション「持続性」重要であることは、
これまでにお伝えした通りです。

「具体性」は、評価基準を明確にするために重要です。

例えば、
「コミュニケーションを革新する」
とか、
「オフィス業務を改善する」
といった目標は、その状態を評価できません

SlackChatworkを導入したら
コミュニケーションは革新したのか
まだなのか
それを決められないということです。

これは、この後の計画を評価する段階障害になります。

目指す状態が明確であり、その実現にチームが
モチベーションを感じられる、という点が大切です。

ただ、サイズが大きすぎるミッションだと、
具体的な計画とのギャップが大きくなって
しまうため、

初期は迷走してスクラップ&ビルドの状態
おちいってしまうので注意です。

これがミッションがしっかりと定まっていない弊害です。

場合によっては、

より長期の計画を会社から求められることも
ありますが、前述の通り動きの速い環境の中
3年を超える計画にあまり意味があるとは
感じられません
よね。

求められた場合は、
適当に書く3年の延長線上の姿
大まかに書くといいと思いますよ。

以上3点にチェックがつけば、

社内での部門の立ち位置、
事業としての妥当性、
組織として目指すゴール、

の3点が明確にすることができます。

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 2019年2月14日
 2019年2月22日