【第31回】AIも人間と同じようにウツ病になる!

【AIも人間と同じようにウツ病になる!】

先にお伝えしておきますが、
このニュースフェイクニュースです。

2018年4月、
ニューヨーク州で行われたカンファレンスで、
脳内の神経伝達物質「セロトニン」

機械学習にも重要な意味を持つと
Zachary Mainen氏が発表して話題となりました。

海を渡った日本では

「AIも鬱病になり、幻覚を見るようになる」

というタイトルで詳細が報道され
ネット上一時期騒然としました。

このような記事ですね↓
https://tocana.jp/2018/04/post_16658_entry.html

マウス実験の結果、
セロトニン「学習能力」大きな影響を
与える可能性
が分かったようです。

例えば、

脳内でセロトニンレベルが上昇すると、
マウスは状況を考えるような素振りを見せたようです。

ほかにも、
セロトニンを抑制する物質を注射すると、
学習速度が如実に低下したようです。

これらのことから、
人工知能を作るにあたっても

「セロトニン(のようなもの)が大切だ…」

というのがMainen氏の主張です。

しかしセロトニンは量が低下してくると、
鬱病などメンタルに影響する可能性
指摘されている神経物質です。

もし、
セロトニン(のようなもの)が人工知能に
搭載
されれば、大量投与により学習速度が増し

その副作用ウツっぽくなる可能性はある…

と思いますか?

話になりませんよね。笑

ひどいフェイクニュースです。

国内で

「AIがうつ病になる!」

と発表しても恐らくは眉唾扱いでしょうが、

国外のカンファレンスで発表されると
報道するマスメディアがいるのは、
本当に不思議です。

うつ病になるには、
憂鬱な気分や食欲や睡眠欲などの意欲の低下などの
心理的症状が現れる「心」が必要でしょう。

心を作るには自我が必要です。

もし「心」をつくれたとしても、
それはきっとシンギュラリティ以降でしょうから、

もし本当にAIがうつ病になるにしても、
30年、50年以上先です。

今回の内容については、
さすがに世界中の研究者の誰かから
「おいおい」ツッコミが出ているはずですが、

改めて弊社からもフェイクな点指摘しておきます。

まず、

「人工知能は人間の再現じゃない」

という重要な点をおさえてください。

いまだに多くの人が「人工知能」を、
ホルマリン漬けの脳を開発して人造人間に
移植する
ような、

まるで人間を造るための研究
勘違いしています。

人工知能とは「知能」再現であって
「人間」再現ではありません

人間の脳自体を模倣再現するという観点では、
ディープラーニングのような主流な技術だけでは
全く足りません

そもそも人間の脳自体、
どういう風に機能しているか自体が、
いまだに全然分かっていないのですから。

ディープラーニング人間の脳の仕組みを
再現している
と言われています。

簡単に言ってしまえば、
元となるニューラルネットワークは、
脳に見られるいくつかの特性の表現
目指した数学モデルです。

恐らく、
ニューラルネットワーク脳の関係性
表す言い回しが誤解を生んでしまうんでしょうね。

人工知能は、生物学神経科学のような
自然科学とは異なります

どちらかと言えば形式科学です。

そもそも住んでいる世界が違います

しかも、
Zachary Mainen氏が発表をしたのは、
マウス実験なので、
本来は神経科学領域の研究発表なのです。

Zachary Mainen氏はAIのアルゴリズム
研究することでうつ病などの患者を知る
ことができる
主張していますが、

マウス実験の結果からAIに展開するのは
あまりに論理が飛躍しているでしょう。

ただし、
科学的な考察として、今回提示された方法を
参考にして鬱っぽいように振る舞う
チャットボットを作るならば、

これから10年くらい実現する
可能性
はあるかもしれませんね。

鬱っぽい振る舞いをするチャットボットの
チューリングテストは出来たら、
科学的には面白いですね。

流れている情報をただ鵜呑みにするのではなく
しっかりとした知識のフィルターをもって
情報を得ていく
のが、現代の情報社会では必須です。

それができない人からフェイクニュース
引っ掛かってしまうでしょう。。。

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 2019年9月25日